19インチラックを作ってみた

作成日:2022/04/01
最終更新日:2022/04/02

19インチラックを作ってみた

作成日:2022/04/01
最終更新日:2022/04/02

概要

Langurは10年以上前に19インチラックを自作できると知ってから[1][2]ずっと憧れていました。 作ったとしてマウントできる機材を持っていなかったので踏ん切りがつきませんでした。 今回、マウントできる機材としてL2スイッチやラックマウント可能なPCケースを入手したので挑戦しました。

設計

19インチラックを自作するにあたり、加工の面から木製にするのは決めていました。 材木を何にするか悩みましたが、ラジアタパイン集成材の18mmにすることにしました。 近所のホームセンターで入手性が良いのと木目が好みだからです。 ラワンベニヤにするか悩んだのですが、ラジアタパイン集成材の方がちょっと安かったのも決め手です。

次に決めたのは、ラックマウントアングルに何を採用するかです。 価格だとMIDDLE ATLANTICのアングルが良いのですがインチネジなのが難点です。 ミリネジを使いたいので、マルツで取り寄せてもらえるタカチのRSEシリーズを使うことにしました。

タカチのRSEシリーズのデータシートをみると、ラックマウントアングルの寸法や幅をどれだけとらないといけないか記載があります。 あまり大きなサイズにしてしまうと、強度の面でも心配になりそうです。 今回はサブロク板半分で作成が可能な8Uサイズにすることにします。

構造としては、天板で側面の板を挟み込む形にします。 寸法は、自動的に決まります。 奥行きについては、サブロク板を半分にすることにします。

横幅はネジ穴の中央間 465mm に加えネジ穴の中央からアングルの幅 10mm がそれぞれ加算されます。 それに板厚 18mm をそれぞれ加算し、 521mm としました。

側面の板の高さは、RSE-8Uの高さに 3mm ずつ加算し、360mm としました。

キャビネット図と木取り図を以下にそれぞれ示します。

キャビネット図
図1. キャビネット図
木取り図
図2. 木取り図

完成

板をコーススレッドで止め、アングルを木ネジで固定しました。 仕上げにウレタンニスも塗ってみました。 これから、機器をマウントしますが楽しみです。

完成
図3. 完成

参考文献

  1. HAL, 19インチラックの自作, Monolith Theater, 2008
  2. HAL, 19インチラックの自作(2号機), Monolith Theater, 2012