記号 | 部品 | 数量 | 入手先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
C1 | 積層セラミックコンデンサ 50V 0.33uF | 1 | マルツ | - |
C2, C9, C10 | 積層セラミックコンデンサ 50V 0.1uF | 3 | 秋月 | - |
C3, C4 | メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ 630V 0.22uF | 2 | 秋月 | - |
C5, C6 | オーディオ用電解コンデンサ 35V 220uF | 2 | マルツ | - |
C7, C8 | メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ 100V 0.047uF | 2 | マルツ | - |
C11, C12 | MUSE KZ 25V 1000uF | 2 | 秋月 | - |
D1 | 11EQS10 | 1 | マルツ | - |
J1 | MJ-60 | 1 | 秋月 | DCジャック |
J2 | MR699Gシロ | 1 | マルツ | RCAジャック |
J3 | MR699Gアカ | 1 | マルツ | RCAジャック |
J4, J7 | CP-212アカ | 2 | マルツ | スピーカージャック |
J5, J6 | CP-212クロ | 2 | マルツ | スピーカージャック |
R1 | 炭素皮膜抵抗 1/4W 510Ω | 1 | 秋月 | - |
R2, R3 | 金属皮膜抵抗 1/4W 10Ω | 1 | マルツ | - |
RV1, RV2 | 単連式ボリューム A特性 10kΩ | 2 | マルツ | - |
SW1 | DS850KSLYK | 1 | マルツ | - |
U1 | NJM7809FA | 1 | マルツ | - |
U2, U3 | NJM386BD | 2 | マルツ | - |
- | 25X15BS-7 | 2 | マルツ | ツマミ |
- | 8ピンICソケット | 2 | 秋月 | - |
- | LTE10UW-S2-BSA1 12V 1A | 1 | 秋月 | ACアダプタ |
- | YM-200 | 1 | 秋月 | ケース |
- | ヒートシンク | 1 | 秋月 | - |
- | ユニバーサル基板 片面 紙エポキシ Cタイプ | 2 | 秋月 | - |
- | 放熱シート | 1 | 秋月 | - |
パワーアンプを作ってみた
作成日 | : | 2021/10/15 |
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最終更新日 | : | 2021/10/15 |
パワーアンプを作ってみた
作成日 | : | 2021/10/15 |
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最終更新日 | : | 2021/10/15 |
概要
かつて購入したまま積んでいる書籍の1つに はじめてつくるパワーアンプ[1] があります。パワーアンプを試しに作ってみたくなりましたが、月日が経った結果、書籍の中で採用されているメインの部品である「TDA1552Q」の入手が困難になりました。AliexpressでTDA1552Qを発見したため、オーディオ用の抵抗やコンデンサ等も廃番になったものや高額なものについては代替品で揃えた上で はじめてつくるパワーアンプ に沿ってパワーアンプの製作を試みました。しかし、残念ながら私の入手した TDA1552Q は偽物であったようで全く動作しませんでした。
今回の主目的はパワーアンプを作ってみることです。そして可能であれば継続して使用できるものが完成すると嬉しい、見た目もできるだけ好みにしたいといった欲求がありました。
そこで、メインの部品を近所のマルツで入手した NJM386BD[2] に置き換え、データシートのリファレンスに沿って構築することにしました。ケースやジャック、コンデンサなどは、先に製作していたパワーアンプから流用することにしました。結果として動作するものが完成しました。
回路
回路図と部品表を以下に示します。他にネジやナット、スペーサといった取付用の部材が別途必要になります。
はじめてつくるパワーアンプ では電源として12VのACアダプタを直接使用していたのですが、NJM386BDをパワーアンプとして使用すると電源ノイズの影響を多大に受けるようです[3][4]。そこで、参考文献に習って三端子レギュレータを用いてノイズ除去を試みました。
動作確認
動作確認は、8.2Ωのセメント抵抗を接続してオシロスコープで波形を観測しました。LEFTとRIGHTの信号が正しいことを確認した上でスピーカーを接続して確認しました。
完成
作成したパワーアンプのラベリングにはテプラを用いました。透明なテープに白く印字し、できるだけ写っていない部分を切り抜くといい感じです。ケースはYM-200を採用しました。YM-200の天板は従来アルミカラーだったのですがいつの間にか白色に変更になったようです。従来のアルミカラーが好きだっただけに残念です。ツマミはアルミカラーのものを採用しました。
今回、パワーアンプの1作目ということで「PoWer Amplifier no.01」を略して PWA01 と命名しました。背面のLEFTとRIGHTが一見逆に見えますが、市販のアンプも同様なので真似てみました。配線するときにこの方が都合が良いからだと思います。
今後、また別の部品を使ってパワーアンプを作りたくなるのだと思います。その前に、プリアンプやAVセレクタを作ってみようと考えています。
参考文献
- 酒井智巳, はじめてつくるパワーアンプ, 技術評論社, 2005
- 新日本無線株式会社, NJM386B, 新日本無線株式会社, 不明
- footfoot, NJM386とLEGOで簡単なオーディオアンプを作ってみました, footfoot Space, 2016
- 薮哲郎, LM386 を使ったオーディオアンプ, 薮 哲郎 のホームページ, 2018