KiCadのライブラリを作成する その1

作成日:2016/01/06
最終更新日:2020/07/05

KiCadのライブラリを作成する その1

作成日:2016/01/06
最終更新日:2020/07/05

概要

KiCadのライブラリを作成します。 途中で時間になってしまったので次回に続きます。

詳細

KiCadの回路図記号ライブラリを作成します[1]。 今回はLPC812の20ピンパッケージを例に作成します。

1.KiCadを起動します。UnityのランチャーからKiCadアイコンをダブルクリックして起動します。

KiCadの起動
図1. KiCadの起動

2.起動すると図2.の画面が表示されます。

KiCad
図2. KiCad

3.画面の右側に6つ並んでいるアイコンからEESchema(回路図エディタ)を押下して起動します。

EESchemaの起動
図3. EESchemaの起動

4.まだ、回路図ファイルが存在しないため図4.の情報ダイアログが表示されます。今回は無視して[OK]ボタンを押下します。

情報ダイアログ
図4. 情報ダイアログ

5.EESchemaの上部ツールバーからライブラリエディタを押下します。

ライブラリエディタの起動
図5. ライブラリエディタの起動

6.ライブラリエディタが起動します。

ライブラリエディタ
図6. ライブラリエディタ

7.左側のツールバーの単位系をインチ系に変更します。具体的にはInと描かれたアイコンが赤くなっていれば変更の必要がありません。赤くなっていなければ押下しインチ系にします。これはKiCadの標準ライブラリがインチ系で作成されているためです。

ライブラリエディタの単位系の変更
図7. ライブラリエディタの単位系の変更

以下、次回に続きます。

参考文献

  1. 米倉健太, KiCadの回路記号&フットプリントを作る方法, トランジスタ技術Special, no. 127, pp. 93-99, Jul. 2014