Ubuntuのインストール時に設定すること

作成日:2021/07/06
最終更新日:2021/10/16

Ubuntuのインストール時に設定すること

作成日:2021/07/06
最終更新日:2021/10/16

概要

忘れてしまって都度調べることが多いので、Ubuntuをデスクトップ利用する際に設定することをまとめます。

aptのリポジトリ更新

aptの参照先リポジトリを変更します。インストール時も変更できるならしてしまった方が早く完了します。 今回は、IPv6でアクセスが可能な北陸先端科学技術大学院大学のリポジトリにしました。

インストール完了後も同様にリポジトリを更新します。

コマンド1. aptのリポジトリ更新
sudo vi /etc/apt/source.list # jp.archive.ubuntu.com→ftp.jaist.ac.jp
sudo apt update

EXT4のジャーナル解除

SSDを使う場合はインストール完了後もう一度インストールメディアからLiveで起動し、EXT4のジャーナルを解除します。SSDから起動するとジャーナル解除できないので注意が必要です。

コマンドとしては以下を発行します。なお、ジャーナル解除するのはSSDへのダメージを減らすためで、データの喪失や変造への耐性は低くなるので注意が必要です。

コマンド2. EXT4のジャーナル解除
sudo tune2fs -O ^has_journal /dev/sdMN # インストールしたパーティション

ホームディレクトリ内の英語化

Ubuntuを日本語利用するとホームディレクトリ内に生成されるディレクトリ名が日本語になります。CUIで利用する際に日本語だと扱いにくいので英語化します。

コマンドとしては以下を発行します。その際に Don't ask me this again にチェックを入れて更新しないと永続的に反映されないので注意が必要です。再度ログインし直すと反映されます。なお、ディレクトリ内にファイルが存在すると日本語のディレクトリが残るので注意が必要です。

コマンド3. ホームディレクトリ内の英語化
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

プロプライエタリなドライバの反映

ソフトウェアとアップデートの追加のドライバーからドライバを有効化します。

swapfileの変更

最近のLinuxは専用のパーティションをSwap領域として使用するのではなく、ファイルシステム上にswapfileを作成しSwap領域として扱います。 Ubuntu 20.04LTSをインストールするとデフォルトのswapfileのサイズが2GBなのでもう少し増やします。 今回は例として4GBの増やします。

コマンド4. swapfileの変更
sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile_new bs=1M count=4096
sudo mkswap /swapfile_new
sudo chmod 600 /swapfile_new
sudo swapoff /swapfile # 元のswapファイルを外す
sudo swapon /swapfile_new
sudo vi /etc/fstab
# 以下を追記
/swapfile_new                                 none            swap    sw              0       0
# ここまで

NFS serverの設定

NFS serverとして動作させる場合、以下の設定をします。

コマンド5. NFS serverの設定
sudo apt install nfs-kernel-server
sudo vi /etc/exports
# 以下を追記(先頭は共有ディレクトリ名)
# root_squash: root UID/GID を anonymous UID/GID にマッピングする
# no_root_squash: root を anonymous UID/GID にマッピングしない
# all_squash: 全 UID/GID を anonymous UID/GID にマッピングする
/data 192.0.2.0/24(rw,no_root_squash)
# ここまで
sudo systemctl restart nfs-server